ヒョウモントカゲモドキには、とてもたくさんの品種が存在します。
体の色や模様の違い、目の違いなどもあり、覚えきれないほどです。
愛好家の中には、違う品種同士のヒョウモントカゲモドキを交配させ、新種のヒョウモントカゲモドキを誕生させるブリーダーもおり、品種はこれからも増えていく傾向にあります。
品種のことをモルフといいますが、中には「白いモルフ」がいます。
この、白いモルフについて、調べてみたいと思います。
白いモルフ、「ブリザード」
ヒョウモントカゲモドキは、豹の模様があるのが特徴なので、そのような名前が付けられました。
しかし、ヒョウモントカゲモドキの中には、豹の模様がないモルフがいます。
それが、白いモルフの「ブリザード」です。
1991年に初めて、豹の模様の無いモルフが品種改良により、誕生しました。
産まれた時には、薄く豹の模様がありますが、成長すると消えてしまいます。
模様がなくなっても真っ白という訳ではなく、少しだけ黄色い色をしています。
その後、1995年に豹の模様の無いモルフをさらに白くしたモルフが誕生し、それを、ブリザードと呼んでいます。
ブリザードは産まれた時から豹の模様が無く、肌の色も綺麗な白色です。
アルビノというモルフも白っぽいのですが、これはメラニン色素が欠乏しているモルフで、黒い豹の模様が薄くなり、肌の色もオレンジや黄色い感じで、白とはいえません。
豹の模様が無く、白いヒョウモントカゲモドキ、それがブリザードです。
ブリザードが黒化する理由
せっかくの白いブリザードなのに、色が黒くなればびっくりするでしょう。
実は、ブリザードは、飼育環境によっては黒化してしまいます。
黒化する原因は、温度にあります。
ヒョウモントカゲモドキの飼育時の適温は、25度~30度と高めですが、ある程度、低温にも耐えることができるので、低温飼育も可能です。
しかし、温度が低いとブリザードは黒くなる特徴があります。
ブリザードは、低温飼育した場合に黒化してしまいますので、そうならないようにするには、適温で飼育する必要があります。
まとめ
ヒョウモントカゲモドキのモルフには、様々なものがあることがわかりました。
多さに驚いてしまいます。
ヒョウモントカゲモドキなのにヒョウモンがないブリザードもあり、品種改良によってまだまだモルフは増え続けていくのでしょう。
自分だけのヒョウモントカゲモドキを誕生させたいと思うマニアが、多数、いるのではないでしょうか?