ヒョウモントカゲモドキにコオロギとミルワームの2つを与えるさいに気をつけることはあるのか、また、どのように与えれば食べてくれるのか調べてみました。
コオロギとミルワームの与え方
まず、コオロギの与え方についてですが、ヒョウモントカゲモドキの大きさで異なってきます。
幼体か生体かでも与え方も変わってきます。
幼体にはコオロギの方が良いようです。
毎日食べられる分だけ与えます。
ヒョウモントカゲモドキが食べられるくらいの大きさの小さなコオロギを用意し、足を取って一匹ずつピンセットであげるか、それが出来ないのであればケージ内に数匹コオロギを入れて直接自分で食べてもらいます。
この時、足の遅いフタホシコオロギの方が自分で捕獲して食べやすいです。
生体は2~3日に一度食べられる分または慣れてきたら尻尾の太さを見て餌の量を判断します。
幼体のようにケージ内に入れて与えることもできますが、ピンセットで与えた方がどれくらい与えたら尻尾がちょうど良い太さになるのか分かりやすいです。
ヒョウモントカゲモドキに与えるコオロギにはしっかり餌をあげてできるだけ栄養価の高いコオロギを育てる必要があります。
野菜や果物の残りでも良いですし、時にはカルシウムなどの栄養も添加して与える方が良いかと思います。
特にみかんはビタミンも豊富でコオロギの水分と栄養を付けるのに適していますが、水分が多いので床材が汚れて細菌が繁殖しないように注意が必要です。
ミルワームの与え方もコオロギとほぼ一緒ですが、基本的にヒョウモントカゲモドキの主食には向きません。
高カロリーで嗜好性は良いのですが、栄養価が低く、カルシウムの吸収を邪魔してしまうリンが多く含まれています。
そのためカルシウムを添加してもあまり意味がないようです。
ミルワームを与える時は、ヒョウモントカゲモドキがやせてしまっている時や食欲がないなど特別な時に与えるのが良いです。
餌として与えるミルワームもコオロギ同様、できるだけ栄養価が高いものにします。
野菜や果物の残りやパンくずなど何でも食べるので、ミルワームの餌として入れてあげて、ヒョウモントカゲモドキに栄養が付くように育ててください。
まとめ
コオロギとミルワームをヒョウモントカゲモドキに与える際には、できるだけ栄養を付けたものを与える必要があることが分かりました。
個人的に幼体には、ミルワームより栄養をしっかりつけたコオロギの方が良いと思いました。ミルワームは嗜好性もよいのですが、リンが多いのでカルシウムの吸収に影響が出るということなので、安定したコオロギの方が良いかと思います。