ヒョウモントカゲモドキはヤモリの一種で、他のヤモリの種類と同じで、自切や再生機能があります。

従って、尻尾を切ってしまった状態でもあまり心配する必要はないと思います。

太い尾になっていて、栄養分が沢山蓄えられるようになっているヒョウモントカゲモドキの尻尾。

尾に栄養分を蓄え、その栄養分で生き延びることができるしくみになっているので、それが切断されると栄養状態は当然悪くなり、生命の危機に陥ります。

尾が切れると、栄養分を失ってしまうので、しばらくは新たな栄養を蓄えることが不可能になります。

尾が生えてくるまで待つしかないのですが、それまでは栄養分を通常レベルにまで戻し、栄養状態を健全に保つよう努め、より注意をして育ててやる必要があります。

ヒョウモントカゲモドキの尻尾について

ヒョウモントカゲモドキの魅力の一つである太く大き目の尻尾。

この尻尾には栄養分、例えば脂肪分など蓄えることができ、長い期間食べ物が見つけられない状態でも尻尾から養分やエネルギーを運んでくることが可能です。

栄養状態の如何で尻尾の太さが変化します。

従って、尻尾を見ればそのヒョウモントカゲモドキのおおよその健康状態を把握することができます。

またヒョウモントカゲモドキは自分の尻尾を切断し、切れた尾をオトリにすることで危険から回避するというような手段もとることがあります。

自分で自分の尻尾を切断する自切という行為です。

ヒョウモントカゲモドキ 尻尾 再生

ヒョウモントカゲモドキの再生尾

自切とは野生時代、野生動物に襲われたり身に危険が及んだ時、そこから逃げ出す手段として取られる自己防衛の一種です。

飼いならされているヒョウモントカゲモドキでも自切をすることはあるのですが、それは尻尾を強い力で引っ張られたり、強いストレスを与えられたりすると自切という行為を取るためです。

尾は一度切られてしまっても、再生尾といって新たな尻尾が生えてきます。

しかし再生尾はもとからあった尾とは少し形状が違っています。

節が消えた状態で、つぶつぶの鱗も消えてしまって、すべすべになった状態の表面になります。

長さも最初より幾分短めになって先端が丸くなっているのがわかります。

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まとめ

再生尾は色が白い状態のままなので、見た目はカブのようですが、しばらくすると模様なものができてきます。しかし元々あった模様には再生されません。

尻尾を切り落とすということはまさに今まで蓄えてきた栄養分をすべてなくしてしまうことにあたるので大変な負担をヒョウモントカゲモドキに与えます。

まさに命がけの行為そのものなので、よほど差し迫った状況にでもならない限り、自切はしないですね。

飼い主の方は、そういう緊急状態にならないように普段から注意して、優しく飼ってあげてください。

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