ヒョウモントカゲモドキが食べる餌といえば冷凍コオロギですが、食べない様子を見せることがあります。
理由を知りたいと思います。
ヒョウモントカゲモドキが餌の冷凍コオロギを何故食べないのか
タレントの新垣結衣さんが飼っていることで一躍人気を得たトカゲといえば、ヒョウモントカゲモドキです。
大きさが手頃で手に乗せることができますし、餌の入手が容易なのも飼いやすい理由のひとつでしょう。
さて、そのヒョウモントカゲモドキに最適な餌はコオロギといわれています。
ペットショップに売られている餌のコオロギは、生きたままのものと冷凍されているものの二種類がありますが、飼い主さんにとって取り扱いが楽な冷凍コオロギを選ぶ方も多いと思います。
そのような飼い主さんの間でよく聞かれる話が、ヒョウモントカゲモドキが餌の冷凍コオロギを一向に食べないとの悩みです。
本来なら食いつく筈の餌に見向きもしないのは何故なのでしょうか。
食べない理由を探ってみましょう。
飼育環境は適切かどうか
まずは基本的な飼育環境から見直してみましょう。
よくあるのがケージの中の室温が低すぎるケースです。
ヒョウモントカゲモドキは室温が20度を下回ると動きが活発でなくなり食欲も低下してしまいます。
高すぎるのもよくありませんが、25〜30度位を目安にパネルヒーターで温度を調節してあげましょう。
室温計の確認はまめに行います。
適度な湿度も餌の食いつきをよくすることに繋がります。
たまに霧吹きでケージ内に水分補給してあげるとよいでしょう。
飲み水は足りているでしょうか。
水飲み場の環境にも気を遣ってあげましょう。
室温や水分が適切かどうかの目安は、尻尾の部分を見ればわかりやすいです。
もしもヒョウモントカゲモドキの尻尾が細くなっていたら、環境が合わずに調子を崩しているサインかもしれません。
太い場合には他の原因が考えられますので引き続き調べてみることにします。
冷凍と生きているコオロギの違い
冷凍コオロギは生きたコオロギと比べてやはり劣る部分があります。
その点が食いつきの悪さに繋がるのかもしれません。
冷凍コオロギも生きているコオロギも形は同じようにに見えますが、冷凍コオロギは中身のビタミンが破壊されてしまっています。
何より、生体としての動きや気配のようなものがありません。
ヒョウモントカゲモドキにとっては、餌として与えられるものは何でもいいという訳ではないのです。
生物はより嗜好性の高いものに反応するというのが道理です。
ピンセットのようなものを使って、冷凍コオロギに動きを与えてみたらヒョウモントカゲモドキが喜んで食べてくれたというケースも見られます。
可能でしたら是非生きた餌のコオロギを与えてみてください。
食べないと悩んでいた日々が嘘のように、元気よく食らいつく姿が見られる可能性は充分にあるでしょう。
まとめ
生きたコオロギは苦手という人は多いですよね。しかし冷凍コオロギも保存するのが気が進まないという人もいるようですし、この機会に考え直してみるのはいかがでしょう。コオロギを飼育するのも意外と楽しいと聞きます。ヒョウモントカゲモドキの健康と幸せのためにも一番なのではないでしょうか。どうしても苦手という人は飼育環境をとことん見直す必要があるのでしょうね。