ヒョウモントカゲモドキは、意外に簡単に繁殖さをせることができるようですが、その繁殖に適した時期というのはあるのでしょうか。

分からなかったので調べてみました。

ヒョウモントカゲモドキ 湿度 上がらない

ヒョウモントカゲモドキの繁殖には、冬時期が適している。

野生のヒョウモントカゲモドキには年に一回繁殖期があり、冬に温度が下がった後、共寝が始まるようです。

しかし飼育下のヒョウモントカゲモドキにおいても、高温飼育から低温飼育に切り替え、冬季を疑似体験させることにより、繁殖を誘発させることができるようです。

ちなみに、このことをクーリング、または低温処理と呼ぶそうですが、日本の気候上、ヒョウモントカゲモドキのクーリングが行えるのは冬場になるようです。

夏場でも、エアコンなどを使って室温を管理すればできないこともないようですが、1ヶ月もの間室温を20度以下にするためには電気代もたくさんかかってしまうので、クーリングは基本的に冬場にした方がいいようです

また、ヒョウモントカゲモドキのお腹の中に餌が残った状態でクーリングを行うと、消化途中の餌が腐ってしまって病気になることがあるようなので、クーリングを行う1週間ぐらい前からは水以外には餌を与えず、最後に食べた餌が糞として出てきたのを確認できたタイミングからクーリングを行うといいそうで

クーリングの具体的な方法としては、まず、25~30度で飼育している場合、まず2~3日、ヒーターを切り、1~2週間かけて徐々に18度程度まで温度を下げていきます。

18度というのは厳密ではなく、20度程度でも発情するようですし、15度くらいまで下がっても健康を害する事はないようですが、こうして温度を下げたら1ヶ月程度そのままにしておくようです。

この間も餌は与えず、水だけを与えるそうです

ヒョウモントカゲモドキは太い尾に脂肪が蓄えており、クーリング中はその脂肪を燃焼させてエネルギーとしているので餌が与えられなくても大丈夫のようです。そして、「餌が少なくなった」という認識をさせ冬の到来を感じさせるのだそうです。

その後2週間かけて、クーリングを行ったときと逆の方法で元の飼育温度に戻します。

クーリングの後、雄と雌を同居させます。

春の到来を感じると次の冬までの期間に子供を成長させようと繁殖行動のスイッチが入っているため、しばらくすると、雄が発情し尾を激しく震わせて雌にアプローチしていくようです。

雌も発情していれば尾を持ちあげ雄を受け入れ共寝が始まるようです。

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まとめ

野生のヒョウモントカゲモドキの繁殖期は冬であり、飼育下においても、冬場にクーリング法をとりながら繁殖させることができるということがわかりました。

クーリングは計画的に、ヒョウモントカゲモドキがストレスと溜めず負担のないようにすすめられると、より繁殖確率も高められるのではないかと思いました。

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