ヒョウモントカゲモドキは自分で体温を調節することができません。

自然の中で生きているヒョウモントカゲモドキならば、今いる環境の温度に反応して、自分で適切な場所へ移動するでしょう。

しかし、飼育されているヒョウモントカゲモドキの場合は、ケージの中です。

暑いと感じても寒くても、そこにいなければなりませんので、ヒョウモントカゲモドキにとっては危険な場所になり得る可能性があります。

ヒョウモントカゲモドキの飼育では、温度を管理することがとても重要になってきますが、温度を何度に設定し、どのように管理すればいいのでしょうか？

ヒョウモントカゲモドキに適切な温度は？

ヒョウモントカゲモドキが自然の中で生きている環境に近いということから、適切な温度は「25～30度」とされています。

ある程度の暑さや寒さには耐えることができるヒョウモントカゲモドキですが、

飼育下では、適温の「25～30度」に設定するようにしましょう。

但し、

体の色がきれいになる

食べた餌の消化吸収がよくなる

代謝がよくなる

などの理由で、ベビーやヤングの飼育時には適温より高めに設定しても問題ありません。

ヒョウモントカゲモドキ 飼育 温度

適切な温度の管理の仕方

適温の管理の方法として、保温器具を使用し、適温を設定します。

保温器具には、保温用のランプ、ケージの上に設置するヒーター、ケージの下に置くパネルヒーターなどいろいろありますが、ケージの下に置くパネルヒーターが安全で使いやすく、金額的にも手に入れやすいので、迷った場合はパネルヒーターをおすすめします。

パネルヒーター使用時の工夫としては、ケージの半分くらいの大きさのものを設置し、半分は適温の部分、半分は適温より少し高めの温度の部分というように分けます。

そうすれば、ヒョウモントカゲモドキが好きなところに移動できるようになりますので、より快適に過ごせます。

保温器具を設置したあとは、ケージ内の温度を測るための温度計を取り付けて、常に適温を保てるようにすれば、温度管理はOKということになります。

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まとめ

自然とは違い、ケージの中は狭く移動もままならないヒョウモントカゲモドキにとって、温度の調節・適温の維持がとても重要なことだとわかりました。

床一面を温めるより、ケージ内で温度の高低を作る工夫も必要ですね。

元気に暮らしてもらうためにも、マメに温度のチェックをするクセをつけましょう！

 

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