ヒョウモントカゲモドキの飼育には、ヒータ類等の器材が揃っているので冬は対応がし易いですが、暑い夏はどうすれば良いのでしょうか?
少し考えてみました。
真夏の昼の温度
ヒョウモントカゲモドキの飼育温度は25℃~30℃とされています。
体色にとってはどちらかというと高温で飼育した方が発色が良いとされているので30℃超で飼育されていらっしゃる方もいるのでしょうか。
これに対して日本における夏の気温は2016年8月の東京で約30℃~35℃超という日が殆どを占めている(26日間)という状況でした。
35℃以上はヒョウモントカゲモドキにとっては危険なくらい暑過ぎる為、何らかの対策が必要です。
「家の中の出来るだけ涼しい場所へケージを移動する。」「エアコンを28℃~29℃位で運転する。」「ケージを氷や保冷材で部分的に冷やす。」など考えられますが、周辺環境にあった対策をとる事が必要です。
特に昼間は、仕事などで家にいない方が多いと思いますので、飼育する前に真夏の室温の推移は把握しておく必要があると考えます。
真夏の夜の温度
夜になっても夏は気温が熱帯夜(25℃以上)が月の約1/4を占めています(2016年8月の東京)。
しかし現実には気温だけでなく昼間の熱のこもりや各種電気製品の影響で部屋の広さによっては、やはり30℃近くになる事が多くなってくるのではないでしょうか?
ヒョウモントカゲモドキは、30℃を超えても35℃に近づいた状況でない限りはある程度の耐性をもっているので昼間程は神経質にならなくても良いと思います。
昼夜とも温度とヒョウモントカゲモドキの動きをチェック
大切なのは昼間も夜間もケージ内の温度に対して、ヒョウモントカゲモドキに動きがどの様に変わるかを観察する事です。
個体差やヒョウモントカゲモドキの体調によるところもあるのできちんとチェックしましょう。
ケージの中で元気良く動き回り、餌もたくさん食べるのであればヒョウモントカゲモドキの夏バテせずに過ごせている証拠です。
まとめ
ヒョウモントカゲモドキの暑さ対策として一番手軽なのは、エアコンをずっと運転して、室温をコントロールする事です。ただ、コストもある程度はかかりますし停電もありますので普段から他の方法についてもきちんと検討して、準備をしておく事が大切だと思いました。