小さくて、可愛くて、おとなしいヒョウモントカゲモドキ。
意外と飼育しやすいといわれており、愛好家が増えています。
しかし、飼育しやすいといっても、そんなに簡単ではありません。
ヒョウモントカゲモドキには飼育する環境が重要で、湿度の管理は必須です。
今から、ヒョウモントカゲモドキに最適な湿度や、特に、冬場に気をつけたいことはあるのかを、調べていきます。
ヒョウモントカゲモドキと湿度
ヒョウモントカゲモドキは、比較的乾燥している地域に生息していますが、湿度が全くないところで生きているのではありません。
ヒョウモントカゲモドキの飼育には、湿度管理が必要ですので、人工的に最適な湿度を保つ環境を作らなければなりません。
ヒョウモントカゲモドキは脱皮をしますが、もしも脱皮する時に湿度が低く乾燥している場合、上手く脱皮できず、脱皮不全を引き起こします。
これは、湿度の不足で脱皮しきれず、体の細かい部分に皮が残ってしまい、その部分の血流が悪化し、結果、壊死することがある危険な状態です。
逆に、湿度が高すぎると呼吸器の感染症や、床材などの不衛生による、皮膚の感染症を起こし、抵抗力を弱める可能性があります。
そうならないよう、飼育環境での最適な湿度は「40%~60%」とされています。
日本の屋内での平均湿度とあまり変わりはありませんが、季節や気温、朝と夜でも湿度はずいぶんと違ってきますので、湿度管理は怠らないようにしましょう。
湿度の管理には、湿度計の使用をお勧めします。
湿度について冬に気をつけたいこと
冬場は特に乾燥する季節です。
湿度の調節で、脱皮不全の防止や飼育環境を清潔に保たなければなりません。
湿度計を設置して湿度管理をする他、水苔を絞りタッパーなどに入れたウェットシェルターを設置しておけば、湿度の調節をすることができます。
水を入れれば湿度を一定に保ってくれる素焼きのウェットシェルターなど、市販品もありますので、そちらを利用するのもいいでしょう。
まとめ
自然に生息するヒョウモントカゲモドキなら、乾燥地帯に住んでいても、自分で湿度のある場所を探すことはできますが、飼育されている場合、それは無理なことですので、飼い主がきっちりと、湿度の管理をしなくてはいけません。
ヒョウモントカゲモドキに、快適に暮らしてもらうために、努力しましょう!
ヒョウモントカゲモドキが乾燥に弱いとは。
そこは人間と同じですね。