ヒョウモントカゲモドキにはたくさんの魅力的なところがあります。

品種改良により非常にたくさんの種類の個体が存在しており個体の色や表情などもそれぞれユニークで飼育していてかわいいと感じない人はいないのではないでしょうか?

今回は、ヤモリの仲間でもその独特で少しアンバランスな「太い尻尾」と「細い指」について考えてみたいと思います。

ヒョウモントカゲモドキの太い尻尾

ヒョウモントカゲモドキの大きくて太い尻尾は、ヤモリの仲間の中でも他にない非常に特徴のあるふっくらと膨らんだ形をしています。

これは、食事によって得た栄養を脂肪分として尻尾に蓄えている為です。

その為、ヒョウモントカゲモドキは長期間に渡って食事が出来なくても尻尾の蓄えを消費する事で活動が出来ます。

この尻尾を観察する事でヒョウモントカゲモドキの栄養状態をチェック出来ます。

首を同じ位にふっくらした尻尾をもった状態であれば非常に栄養状態が良いとされ、逆に細いと状態が悪いとされています。

尤も、幼体の時など最初は細い状態なのでこの場合は健康状態を表しているとは言えず、成長して一度太くなり栄養分が蓄えられた状態から細い状態に変化がみられない限り健康状態に問題はありません。

ヤモリの仲間なので非常に危険な状態に陥った時には、尻尾の「自切」をしますが切る前と同じ状態までには再生しないので、出来れば太くずんぐりとしたかわいい姿で過ごさせてあげたいものです。

ヒョウモントカゲモドキの細い指

ヒョウモントカゲモドキ 尻尾 細い

尻尾とは対照的にヒョウモントカゲモドキの指は、他のヤモリの仲間と比べると長くて細い指をしています。

日本に広く分布しているニホンヤモリと比べるとニホンヤモリは指先がふっくらと少し太くなっていますが、ヒョウモントカゲモドキにはそれがありません。

これは多くのヤモリの仲間が持っている性質である壁や天井を這って歩く為に必要な趾下板をもたない為で、ヒョウモントカゲモドキは壁や天井を這って歩く事は出来ません。

爪もそれ程鋭くなく棒状なので、赤ちゃんの指の様に小さくかわいい細長い指に見えます。

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まとめ

ヒョウモントカゲモドキはモルフを種類の名前にしており目や体の色や柄などの特徴に興味をもつことが多いですが、単に体の形という側面だけみてもとても特徴的で愛らしくおもしろいと感じる事が出来ます。

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