ヒョウモントカゲモドキの魅力的な部分と言ったら、体色の他に目を挙げる人が多いと思います。
そこで、どんな特徴があるのか、どんな種類があるのかについて話していきます。
ヒョウモントカゲモドキの目の特徴は?
周知のように目の中心部にある黒い部分を「瞳孔」と呼びます。
ヒトの瞳孔は丸い形ですが、ヒョウモントカゲモドキのそれは面白い変化をします。
日中の明るい時には縦長のソロバンの玉のような形状をしています。
やがて日が落ち辺りが暗くなると、活発に行動するために、その面積が拡大し丸くなります。
多くのヤモリの仲間は、目の表面を透明なウロコのようなもので覆っています。
これに対して、ヒョウモントカゲモドキは、ヤモリ科の中でも上下に動く瞼を持つ珍しい存在です。
そのため、ヒトと同じように瞼を動かしてまばたきをしたり、目を閉じたりすることができます。
この行動によって、多くの人々の心をがっしりと掴み、人気を呼んでいます。
ヒョウモントカゲモドキの目の色について
目の色には3つの大きな特色が見られます。
変異としてよく知られているものに、「エクリプス」があります。
ヒトの目は虹彩の中心に丸い形をした瞳孔があります。
一方、夜行性であるヒョウモントカゲモドキの場合、虹彩(青緑色)の中に縦長の黒い瞳孔が存在しています。
この細長い瞳孔の形は、ネコ科の動物と同じです。
エクリプスでは虹彩の色が黒のため、黒い瞳孔があるため瞳孔が目立ちません。
黒色になる領域には2つのパターンがあります。
それぞれ虹彩全体が黒くなる場合と、顔の中央よりだけが黒くなる場合です。
前者を「フルアイ」、後者を「ハーフアイ」と呼び区別します。
目の変異として「マーブルアイ」が2006年に発見され、その2年後に交配により誕生しました。
虹彩の辺りに黒い点々が現れ、マーブル模様を形成する非常に特徴的な目をしています。
まとめ
ヒョウモントカゲモドキの瞼が上下に動くとは想像もつきませんでした。
また、いろんな色味の目があり、どれを選んだらいいか迷ってしまいそうです。
ハンドリングも簡単だと言われていますが、ぜひこの動物とのスキンシップを通して癒されてくださいね。