糞は健康を判断するのに適した目安の一つです。
通常の糞と共に白い物体が排泄される、または糞そのものが白っぽい時は、果たしてどういうことなのか?
ヒョウモントカゲモドキが糞をする前の行動を思い返していきましょう。
通常の糞と白い糞って?
生物は例外がない限りは茶系の色をした糞を排泄します。
しかし、中には白いものを一緒に排泄する種類がいます。
ヒョウモントカゲモドキを含んだ爬虫類と鳥類がそうです。
我々も含めた哺乳類のほとんどは尿と糞を別で排泄しますが、爬虫類と鳥類は少々異なっています。
体内の老廃物の一つである尿素をよく知られた液状ではなく、尿酸と呼ばれる固形に近い物質にして糞と共に排泄するのです。
それが、茶色い糞にくっついた白い物体なのです。
ですので、体に異常があるわけではなく、むしろ健康体の証拠なので安心できます。
ただ、硬くなっていたりザラついていたりすれば尿路結石などの異常からの影響かもしれませんので獣医師に相談してみましょう。
一方で明らかに尿酸ではなく、糞そのものが白っぽくなっている例外があります。
ここで数日前のヒョウモントカゲモドキの行動を思い出しましょう。
脱皮をしていたのなら、その皮である可能性があります。
その場合はまだ正常な範囲内なので良いのですが、底材に白っぽい砂やキッチンペーパーを敷いていた場合は誤飲してしまった恐れがあります。
もしキッチンペーパーやペットシーツを敷いていたら破れている所がないか確認しましょう。
砂を使用していて、糞にそれっぽいものが混ざっていたら、食べても大丈夫な底材か粒が大きいチップなどに変更しましょう。
いつもと変わらず元気な様子であれば心配はいりませんが、動きが鈍っていて元気がないなどの異常が見られた場合は腸内で詰まっている可能性が高いです。
この場合と、ヒョウモントカゲモドキが口にするものに思い当たることがない場合は獣医師の診断を受けさせましょう。
下手すると亡くなってしまう恐れもあるので、できるだけ速く診せる方が良いです。
まとめ
糞と一緒に白い物質がくっついてきているのであれば、哺乳類で言う尿と同様のものなので心配ありません。
糞そのものが白っぽいのは脱皮した皮を食べたか、底材を食べたことが原因にあたります。
底材だった場合は変更するなどの対策が必要です。
この場合は個体によって結果に差が出てくるので色々試してみましょう。