ヒョウモントカゲモドキを飼育していると色や柄の変化に出会う事になります。
ヒョウモントカゲモドキの色や柄の変化について少し整理してみたいと思います。
周辺の色による変化
ヒョウモントカゲモドキは他の種類程に顕著ではありませんが、やはり本能的に周辺の色に溶け込もうとするステルスの性質をもつ為、床材に黒っぽい土や水苔を入れていると体の色を暗くします。
この場合、キッチンペーパーなど白いものを床材に使う事で防止出来ます。
脱皮による色の変化
脱皮前には、ヒョウモントカゲモドキの体の色が黒っぽい状態や白っぽい状態にくすむ事があります。
この場合は、脱皮が終わるまで待ちましょう。
個体差にもよりますが、色が変化して2~3日で脱皮が始まります。
体の状態による変化1
成長により体表や色や柄が変化していきます。
成長の過程なので、適正な飼育環境をしっかり保って見守りましょう。
生まれたときには黒いバンドの縞模様で成長していくにつれてバンドがなくなり豹柄になるというのが、ヒョウモントカゲモドキの名前の由来にもなっている代表的な変化になります。
体の状態による変化2
睡眠時など体の活動状態が低下している場合にはヒョウモントカゲモドキの体の色が黒っぽくなりますが、活動状態が戻れば通常の色に戻ります。
品種によっては顕著にでる場合があり、自分の体温の変化でも色が変化します。
体の状態による変化3
本当に体調が悪いヒョウモントカゲモドキは、体の色が黒っぽくなります。
他に何か体の変化がないか調べて見ましょう。
変化が見つかった場合は、早急な対策が必要です。
又、わからない場合は早めに病院で受診しましよう。
飼育温度による変化
飼育温度が低い場合、ヒョウモントカゲモドキの体の色が黒くくすんだ様になります。
一刻も早く適正な飼育温度に戻してあげる事が必要です。
適正な飼育温度は、27℃~32℃位の間で暖かいところと涼しいところが両方出来る様にしてあげるのが良い方法です。
交配による変化
交配で掛け合わせる種類によって成体になった時の色や柄に変化が表れます。
ヒョウモントカゲモドキを繁殖をさせている方や幼体から育てていらっしゃる方々にとってはこれを見るのが楽しみな事でしょう。
中には親の組み合わせと子供の品種に関する関係が解明されているものもあります。
まとめ
ヒョウモントカゲモドキの色の変化は、良い事ばかりではありません。悪い事の場合は早めに対処して、良い変化を増やしてあげたいものです。