ヒョウモントカゲモドキの体の色に目を奪われた方も多いと思います。
では、いったいどれくらいの種類がいるのでしょうか。
また、皮膚にくすみが見られる場合は、何か不足しているのでしょうか。
これらの疑問について、回答していきたいと思います。
ヒョウモントカゲモドキにまつわる「色」の話
ここでは、ヒョウモントカゲモドキの目と体の色について話していきます。
まず、目の色ですが、5種類あり、それぞれ呼称がついています。
「ノーマルアイ」は、その名の通りどこでも目にすることができるタイプで、価格もリーズナブルです。
特徴は瞳孔(黒色)の縁は白色で、その周囲にある虹彩はブルーグレーです。
「ソリッドアイ」のベースカラーは赤ですが、幅広い色味を備えています。
黒っぽい赤から深みのある赤まであり、透明感のある赤は「ルビーアイ」という名称まであります。
「アルビノ」は、白蛇などと同じく瞳孔の色は赤、虹彩はシャンパンゴールドです。
「スネークアイ」は、ノーマルなら黒、アルビノなら限りなく黒に近い赤~透き通る赤になります。
ヒョウモントカゲモドキの体の色は、100種を超える「モルフ」が存在します。
モルフとは、ある特定の体色の個体どうしをかけ合わせることで、ある色が現れやすいようにした個体を言います。
最も歴史のあるモルフは1972年に誕生したハイイエローで、黄色い野生の個体を交配させて生まれました。
色の異なる一モルフどうしをかけあわせると、生まれてくる子どもにはさまざまな特徴が見られます。
このようにして誕生したモルフは、「複合モルフ」と言って、分けられています。
「くすみ」はヒョウモントカゲモドキからのサイン?
体の表面に現れるくすみは、ある特定の状況の時によく見られる傾向です。
1つ目は、黒っぽく皮膚の色が変化するのは温度が低いサインです。
実際に体験された方の話しよると、ヒーターが切れていて室温が23℃程度になった場合はくすみが見られたそうです。
温度が高いところは32℃、低いところを27℃くらいになるように調整すると発色もよくなります。
もし、くすみが見られた場合は、温度を調節してあげると、数日で体の色に変化が見られます。
2つ目は、脱皮前に見られるくすみです。
脱皮をする前などは白くなりますが、それは脱皮が終われば元の体色に戻ります。
このくすみは数日ですので、長期間続くようであれば室温を確認してみましょう。
まとめ
ヒョウモントカゲモドキは目の色、そして体の色に大きな特徴が見られます。
ネットなどで下調べをしてから買いに行くと、迷うことなく決めることができますね。
比較的スキンシップがとりやすい動物ですので、皮膚のくすみはしっかりと観察してあげましょう。