ヒョウモントカゲモドキといえば、太い尻尾が特徴的ですよね。
しかし、その大切な尻尾が切れた場合、どうなるのでしょうか。
今回は、ヒョウモントカゲモドキの尻尾が切れた場合どうなるか、紹介いたします。
尻尾を切って逃げることができる
ヒョウモントカゲモドキは、外敵から襲われそうになったり、身の危険を感じたときに、尻尾を切り落として逃げることがあります。これを、自切(じせつ)といいます。
また、強いストレスを感じたときにも自切を行うことがあるそうです。
尻尾は切れてもまた生えてきます。
再生尾は、元の模様と同じものではありませんが、健康への影響もありませんし、通常通りに繁殖も可能です。
また、尻尾はどこでも切れるわけではなく、切れる場所が決まっており、これを自切面(じせつめん)といいます。
新たな尻尾は再生しますが、自切面は再生しませんので、自切を行えるのはたった一度きりです。
尻尾には栄養を蓄えておく役割もありますので、自切を行うことは体に負担もかかります。
いっきに体力を失ってしまう危険な行為です。
自切を行うのはリスクを伴う行為であり、よほどの緊急事態であるといえるでしょう。
自切を防ぐには
ペットとして飼っているヒョウモントカゲモドキの自切を防ぐには、ストレスや身の危険を感じさせないことが大切です。
犬や猫などの他のペットを近づけないこと、上から掴んだり、尻尾を引っ張ったり、強引に扱わないよう気を付けましょう。
また、ヒョウモントカゲモドキは単独で飼育することをお勧めします。
他の個体が間違えて尻尾を噛んだりした場合、驚いて自切してしまう可能性があるそうです。
尻尾を引きちぎられた場合
ヒョウモントカゲモドキの意思とは関係なく、無理やり尻尾を引きちぎられてしまった場合は、尻尾を再生することは不可能となります。
大量の出血は命の危険となり、亡くなってしまうこともあります。
トカゲの尻尾を強引に引っ張らないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
ヒョウモントカゲモドキの尻尾は、生きるために重要な役割を果たしています。
リスクを避けるためにも、怖がらせたり驚かせたりすることはくれぐれもやめましょう。