皆さんは、ヒョウモントカゲモドキを知っていますか?
テレビなどで見たことのある方は、特徴のある太い尻尾を思い浮かべることと思います。
今回は、ヒョウモントカゲモドキの尻尾について紹介いたします。
尻尾は何のためにある?
ヒョウモントカゲモドキは、全長20cm程度の大きさです。
尻尾に脂肪分を蓄えておき、長時間食べ物を得られないときには、尻尾からエネルギーを摂取することができるそうです。
そのため、尻尾が首と同じくらいの太さであれば、栄養状態や健康状態が良いといえるそうです。
そんな大切な尻尾ですが、ヒョウモントカゲモドキは、野生動物に追われたりして危険を感じたときに、自らの尻尾を切って逃げるそうです。
大切な役割を持つ尻尾が切れてしまえば、長生きできなくなるのではと思いますが、心配はいりません。
一度切れてしまっても、尻尾が再び生えてくるそうです。
これを再生尾といい、色や柄が変わります。
しかしながら、尻尾を切り落とし、栄養をいっきに失ってしまうことは、体に大きな負担となります。
ヒョウモントカゲモドキをペットとして飼育している方は、尻尾を強引に掴んだり、追いかけて怖がらせたりしないように気を付けましょう。
もしも尻尾が切れてしまったら
ペットとして飼っているヒョウモントカゲモドキの尻尾が切れてしまった場合は、切断した箇所が汚れないよう、床材やゲージ内を清潔に保ちましょう。
尻尾がなくなることにより、栄養をいっきに失ってしまいますので、栄養価の高い餌を多めに与えるようにしましょう。
心配であれば動物病院へ連れて行き、消毒してもらうと良いでしょう。
尻尾は感情表現にも役立つ
ヒョウモントカゲモドキは、尻尾で感情を表すこともあるそうです。
尻尾を高く上げたり、ゆらゆら振ることで威嚇や怒りを表したり、尻尾の先を小刻みに震わせることで、興奮状態を表すこともあるそうです。
オスは、発情期に尻尾をぶんぶんと振って、メスへアピールするそうです。
感情が分かりやすく、ペットとして飼うときっと様々な表情で人を楽しませてくれ、愛着がわくことでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
ヒョウモントカゲモドキの尻尾には、生き残るための様々な役割があると分かり、とても興味深いですね。