ヒョウモントカゲモドキは、昆虫類、節足動物(クモなど)、小型爬虫類を食べる肉食の爬虫類です。
しかし飼う場合は、昆虫を餌としてメインに与えるのが基本です。
爬虫類を飼う人対象にコオロギ、デュビア、ミルワームなどの昆虫類が売られていますので、これらを餌として与えましょう。
餌としての昆虫類は、生きているもののほか、冷凍されたものや、乾燥状態のもの、缶詰に加工されたものなど、
色々販売されているようです。
この頃は、ヒョウモントカゲモドキ専用の人工飼料タイプの餌も利用できるようですね。
1つ1つ特徴がありますので、ご自分の飼育環境に合ったものを選びましょう。
ゴキブリの仲間デュビアとは
デュビアとは別名アルゼンチンフォレストローチといいます。
ローチがついているので、コックローチ(ゴキブリ)の仲間です。
ゴキブリというとイメージが悪いですが、デュビアはそのようなネガティブなイメージはあまりないですし、生きた餌として、爬虫類に与える昆虫餌用には大変理想的です。
デュビアの見た目は、大きなダンゴムシのようにずんぐりとした形をしています。
メスの成虫と幼虫には羽がないので、まさにダンゴムシのようであり、ゴキブリのようには見えないですね。
しかしオスの成虫はというと、羽が生えているため、まさにゴキブリのようです。
ゴキブリというと動きが速いイメージですが、デュビアに関しては至って遅いです。
コオロギなど捕まえるよりずっと捕まえやすい昆虫と言えます。
デュビアとコオロギの違い
生きた餌としてのデュビアはコオロギに近い性質を持っていますが、コオロギよりいろんな面で優れたところがあります。
まず栄養価がコオロギより上です。
同じぐらいか、より優れた栄養価があります。
コオロギは、消化しにくい後脚とか産卵管などがありますので、そういうコオロギに比べると、デュビアのほうが断然消化はしやすいです。
またコオロギと違って、デュビアは噛みついたりしないので、ヒョウモントカゲモドキを攻撃したり、危害を与えたりはしないので、安心してヒョウモントカゲモドキも餌に食らいつくことができます。
気になる点としては、デュビアは大き目サイズ。
大人のヒョウモントカゲモドキでも、デュビアのオスの成虫が食べられるサイズの限界といえます。
メスの成虫に至っては、大人のヒョウモントカゲモドキには食することが不可能なぐらいです。
成虫のデュビアは、繁殖用として飼うか、他の生き物の餌として消費させるか、そのどちらかになるでしょう。
まとめ
ストックという点では、コオロギよりデュビアのほうに軍配が上がります。
臭いにおいはしないですし、餌切れ、水切れ等にも比較的影響は少ないですので、管理面で楽と言えます。
またコオロギのように鳴き声がしないので、うるさいと思うこともないですね。
しかし、繁殖させる段には、難があります。成長の速度が遅いため、繁殖サイクルも遅いです。
従って、一気に多くのデュビアを繁殖させるのは無理だと思ってください。