真っ白のブリザードとは異なり、豹の模様や体全体の色が薄いモルフが「アルビノ」です。
薄くきれいな色が特徴ですが、他のモルフとの大きな違いが一つあります。
それは、「目が赤い」ことです。
目が赤いアルビノは、愛好家の中でも人気の高いヒョウモントカゲモドキです。
しかし、アルビノはなぜ目が赤いのでしょうか?
アルビノの赤い目の視力は、どうなのでしょうか?
なぜアルビノの目は赤いの?
アルビノは、真っ黒の豹の模様が薄く淡い色に変化していたり、体の色も薄いピンク色のものがあったりと、全体的に色が薄くなっています。
これは黒い色の色素が抜けるメラニン色素の欠乏が原因で起こる現象です。
メラニン色素の欠乏は豹の模様や体の色に影響を及ぼすだけでなく、目の色からも、黒い色の色素を抜いてしまいます。
目の色から黒の色素が抜けたことで、目が赤くなります。
アルビノがなぜ全体的に色が薄く、目の色が赤いのかという理由は、メラニン色素の欠乏にあったのです。
アルビノの赤い目の視力は?
メラニン色素の欠乏により、体だけでなく目の色まで赤くなっているアルビノですが、視力はどうなのでしょうか。
実は、アルビノの視力はあまり良くないようです。
ヒョウモントカゲモドキは動いている餌に反応し、捕食するのですが、赤い目のアルビノは視力が悪いため、動いている餌に気付かない時があります。
ケージに入れるだけでは餌に気付かず、自分で食べられないこともありますので、そのまま放置しておくのは危険です。
アルビノに餌を与えるには、ピンセットなどで目の前に餌を持っていき、餌を振って動かして、食べてもらう必要があります。
アルビノを飼育する場合は、きちんと餌を食べることができるように、上手にサポートすることを心がけて下さい。
まとめ
アルビノはメラニン色素が欠乏し、色が薄く、目が赤くなっていることがわかりました。
アルビノの赤い目はとても神秘的で、とてもきれいです。
しかし、視力は良くないようですので、餌を与える時には注意が必要です。
しっかりとご飯を食べてもらうように工夫してみるのも、楽しいかも知れませんね!