別名、レオパード・ゲッコーで「レオパ」の愛称としても親しまれている、ヒョウモントカゲモドキの飼育についてまとめました。
初心者だけど飼ってみたい!と考えている人は、是非参考にして下さい。
ヒョウモントカゲモドキの飼育で準備するものは?
ヒョウモントカゲモドキの飼育で、最低限必要なものについて調べました。
<ケージ>
ケージの大きさは、40~50cm程度のものが良いです。
ヒョウモントカゲモドキは25cmくらいまで成長するので、全長の倍以上あるサイズがオススメです。
壁に張り付くことは出来ないので、60cmほどの高さがあれば、脱走する心配はなさそうです。
ヒョウモントカゲモドキは、天敵が鳥であるため、上からの音や衝撃に弱いです。
ビックリさせないよう、あまり高さがないタイプを選びましょう。
ケージのタイプは「ガラス」、「プラスティック」「アクリル」があり、プラケースが一番安上がりになります。
ガラス製は、アクリルに比べると種類が多く、値段が安くなり、傷がつきにくいです。
割らさないように気を付ければ、見栄えも良く、一番長持ちしそうです。
<パネルヒーター>
爬虫類は変温動物で、自分で体温を調節することが出来ません。
冬場は、寒過ぎず、暑過ぎない環境を作ってあげる必要があります。
パネルヒーターは、床面積の2分の1〜3分の1ほどの大きさを置きましょう。
温度が高い場所と低い場所(=温度勾配)を作ることが大切です。
また、真冬の時期は、パネルヒーターだけでは暖まりにくい為、暖突(だんとつ)という、天井に固定して使うタイプも準備すると良いです。
<水入れ>
ヒョウモントカゲモドキが、水を飲むのに必要です。
上に乗ってもひっくり返ることがないくらいの重みがあり、口が広くて、浅いものを用意しましょう。
また、深さがあると溺れてしまうことがあるので、気をつけて下さい。
爬虫類用の水入れとして、様々な種類のものが販売されているので、レイアウトなどを考えてから選びましょう。
<床材>
糞尿などで床が汚れてしまうので、定期的に取り換える必要があります。
初心者の方は、簡単に取り替えできるキッチンペーパーや新聞紙で大丈夫です。
慣れて来たら、ヒョウモントカゲモドキ自身が掘ることができるパームマット、ウッドチップと言った床材もあります。
自分で掘った所に隠れたり、ケージ内の湿度を保つことが出来たりして、便利です。
衛生面を考えて、1ヶ月に1度を目安に交換・清掃をしましょう。
<シェルター>
ヒョウモントカゲモドキがストレスを溜めないよう、隠れられる場所が必要です。
習性として、岩陰など、狭くて暗い所が落ち着くようです。
爬虫類用に岩場を模したシェルターが販売されていて、湿度を保てるウェットシェルター(素焼きの陶器の製法で作られた隠れ家。水を吸収して湿度を保つ事ができる。)がオススメです。
ただし、成体になったら、環境にも慣れ、シェルターは必ずしも必要ではないとも言われています。ヒョウモントカゲモドキの様子を見て、判断しましょう。
<湿度計・温度計>
ケージ内の湿度を40~60%に保つ必要があります。特に冬場は乾燥するので、湿度計は必ず設置しておきましょう。
また、温度は25度から35度くらいの間が一番活動しやすいとされています。
両方とも管理しやすいよう、湿度計と温度計がセットになっているものを準備すると良いです。
<餌>
ヒョウモントカゲモドキの餌は、昆虫の「コオロギ」や「ミルワーム」が主です。
「ピンクマウス」を食べる個体もあるので、飼い主が昆虫などに慣れておく必要がありますね。
コオロギは冷凍タイプのものも売られていますが・・・・。
野生のコオロギより、ショップで売られているものの方が、毒素など心配がないため、安心して与えられます。
餌を与えるためのピンセットも用意しておきましょう。
竹ピンがオススメです。
飼育準備の費用はいくらかかるの?
ケージが3000円くらいから1万円以上するのもあり、ピンからキリまでです。
プラケースだともっと安上がりですね。
パネルヒーターや暖突が、6000円~7000円くらいになり、少し高額ですが、他はそこまで高くはありません。
ウェットシェルターは500円から1000円くらいです。
100均一のお店で、水入れや、シェルター(植木鉢を半分に割って使う)、霧吹きを用意することも可能です。
トータルで1万5000円から3万円くらいを見積もっていたらいいでしょう。
最初は不安だと思いますが、ペットショップなど、詳しい方によく聞いてから、購入を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
ヒョウモントカゲモドキを迎える前に、ケージ内のレイアウトなど、しっかり準備しておきましょう。
ちなみに、照明は不要で、部屋の明かりだけで十分です。
なるべくストレスを与えることが無いよう、素敵な環境を作ってあげて下さいね。