ヒョウモントカゲモドキの脱皮には生命の神秘を感じます。
脱皮の間隔について知りたいと思います。
ヒョウモントカゲモドキの脱皮の間隔について
愛くるしさが人気のヒョウモントカゲモドキ、その脱皮について知りたいと思いませんか。
初めてヒョウモントカゲモドキを飼う方には未知の世界のことでしょう。
ここではまず脱皮の間隔についてお伝えしたいと思います。
ぜひ参考になさってください。
ヒョウモントカゲモドキは成長過程において脱皮を繰り返します。
その生態についてはご存知の方も多いと思いますが、脱皮ごとに大きくなるので、幼体のヒョウモントカゲモドキであれば10日に1回くらいの間隔で頻繁に脱皮する姿が見られるでしょう。
もう少し成長した若いヒョウモントカゲモドキの場合は2週間に一回くらいです。
個体差もありますが、おおよそ月に2回の間隔で脱皮を行うと思っておけばよいでしょう。
脱皮で注意すべき点
では、一回の脱皮に掛かる時間はどのくらいなのでしょう。
まず、そろそろ脱皮をするという体のサインがありますので覚えておきましょう。
体の全体が白っぽくなってきたように見えたら、脱皮が始まるサインです。
そこから通常ですと3日間くらい掛けて脱皮が完了するはずです。
この3日間を過ぎても脱皮が完了しないという場合は、少しお手伝いが必要かもしれません。
中には脱皮が不完全なまま、瞼や指先や尻尾などにまだ古い皮膚が残ってしまう場合があります。
そのまま放っておくとその部分に締め付けが起こり、血行不良や体の組織の一部分がなくなってしまうことがあります。
そのようになった場合、瞼や指先、尻尾などが体から剥がれ落ちるという事態をも招きかねませんので、脱皮の際には飼い主さんが状態を注意深く見守ってやる必要があります。
どのような点に注意してあげたらよいのかといいますと、まずは脱皮の間隔、そして脱皮が完全に完了したかどうかの皮膚の状態です。
脱皮が不完全な場合の対処
脱皮が不完全な時のお手伝いですが、決して無理に剥がそうとしてはいけません。
皮膚はもちろんのこと細胞や体全体に負担をかけてしまいます。
まずは温浴をさせましょう。
皮膚がふやけると脱皮が促進されます。
飼育環境にも湿度が足りないことのないよう行き渡らせましょう。
綿棒で優しく擦りながら脱皮を手伝う方法もありますが、それは最終手段と考え、ヒョウモントカゲモドキの生命力で自然に脱皮させるのが一番です。
どうしてもうまく行かず心配だという方は、ショップで脱皮促進剤が販売されていますので試してみるのもよいでしょう。
【まとめ】
爬虫類好きの方は脱皮を見られるのがワクワクすると言いますね。怪獣そっくりの生き物が変身している場面に立ち会っているかのようです。初めてヒョウモントカゲモドキを飼う方であれば、ワクワクする反面、不安なドキドキ感がついて回ると思いますが、脱皮の間隔や注意点について事前に知っておけば、いざという時に慌てることがありません。中には脱皮を手助けすることも必要になりますが、あくまでも人間は補佐に回るという感覚で、ヒョウモントカゲモドキが持っている生命力を尊重し委ねることが大事なのだと思いました。