あまり耳慣れない動物ですが、密かに話題に上っているものがいます。
それは、ヒョウモントカゲモドキです。
一体どんな特徴を持った生き物なのでしょうか?
これについて今回は、少しずつ話していきたいと思います。
ヒョウモントカゲモドキとは?
ヒョウモントカゲモドキは、インド北西部、パキスタン、アフガニスタン南東部などの乾燥した地域に分布しています。
実はヤモリの仲間であり、全長は18㎝~25㎝にも達し大型な部類に入ります。
外見上の特徴は、3つあります。
まず、ヤモリ科としては珍しく上下に開閉できる瞼を持っています。
次に、頭部の幅が広く、大きな獲物を丸飲みすることもできます。
最後に、眼は細かい網目状の灰色の虹彩に、黒色の縦に細長い瞳孔を備えています。
ヤモリ科ではありますが、日本に住むヤモリとは異なり張り付いたりすることはできません。
そのため、地表で主に生活をすることが多いです。
美しい見た目と動作がゆっくりとしていることからペットとして飼う人も多いようです。
日本国内の愛好者の中では、英名のLeopard Geckoを縮めて、「レオパ」という呼称で通っています。
ヒョウモントカゲモドキの見分け方!性別は?
ヒョウモントカゲモドキは、他の生き物と同じように、メスがオスよりも大きな成長を遂げます。
おそらくこれはメスの方が子どもを産むためオスよりも多くの栄養を取る必要があるためだと考えられます。
オスとメスを区別するのは、子どもの時はとても難しいです。
しかし、成体になるとオスには次の2つの大きな特徴が見られるので、容易に判別することができます。
1つ目は、後ろ足の付け根のあたりに横に並んだ小さな窪みがあります。
実はこの窪みは、排泄物を出したり、繁殖活動にも関っている大切な器官です。
2つ目は、尾の付け根のあたりに生殖器がしまわれているため膨らんでいます。
繁殖させるのが目的であれば、ペアで飼ってみてもいいかもしれません。
まとめ
一見すると怖い生き物のように見えますが、動作が緩慢なためそのギャップに惹かれる人が多いようです。
あまり場所を選ばずに飼育することができるので、両生類が苦手でない方にはおすすすめです。
手の上に載せたりすることも簡単にできるようです。