飼育しやすいと有名なヒョウモントカゲモドキですが、注意すべき点が色々あります。

今回は、ヒョウモントカゲモドキの飼育環境や湿度、飲み水、スキンシップについて、注意しておきたい点をまとめてみました。

是非、ご参考下さい。

ケージの置き場所は?

ヒョウモントカゲモドキは変温動物で体温調節が出来ません。

室内で、通気性がよく直射日光が当たらず冷え込まない場所に置いておげましょう。

玄関先や北向きの部屋の中では、冬場は冷え込んでしまう場合があります。

ヒーターなど付けていても、温めきれないことがあるので、注意しましょう。

エアコンの風が直接当たらず、気温が安定していて、静かな場所が望ましいです。

脱走しないよう十分に気をつけて下さいね。

掃除はこまめに!

床材は週に1回ほどが交換の目安になります。

最初は、キッチンペーパー・新聞紙を床材にすると、交換がラクです。

ヒョウモントカゲモドキの習性として、決まった場所に糞尿をするようになります。

慣れてきたらそこを重点的にチェックしましょう。

尿は白い塊として排出され、糞や尿を見つけたら、その都度、ピンセットなどで取り除くと良いです。

ケージは2週間に1度くらいは丸洗いして、清潔さを保ちましょう。

こまめに掃除をしても、部屋の匂いが気になる場合は、空気洗浄機も用意したほうが良いと思います。

ヒョウモントカゲモドキ 飼育 注意

湿度管理に注意!

適度な湿度が必要で、湿度は40〜60%くらいを保ちましょう。

冬場はパネルヒーターなどで乾燥しがちになるので、湿度計を見ながら注意して下さい。

ヒョウモントカゲモドキが脱皮する時に、ある程度の湿度が必要になります。

皮が浮き上がって、体が白っぽく変化した時が脱皮の前兆です。

霧吹きで、ケージ内壁面などに吹きかけ、水入れは体が入る大きさのものを準備して、湿度を高くしておきましょう。

シェルターなどにカビが生えることがないよう、注意して下さいね。

飲み水はカルキ抜きが必要?

基本、カルキ抜きは必要ありません。

霧付きの場合でも同じです。

気になる方は、日光を6時間ほど汲み水に当てて下さいね。

カルキ抜きの薬を使うと、規定量より多い量を摂取した場合に下痢症状が出ることがあるようなので、わざわざは使わない方が良いです。

水が腐ってしまわないうちに、2〜3日ごとに水の交換をしましょう。

また、水飲み場から水を飲まないことが時々あります。

水の量が減って無いようであれば、壁に向けて霧吹きをし、水滴を付けておきましょう。

その際、ヒョウモントカゲモドキに直接かけることないよう、十分に注意して下さいね。

スキンシップ は、ほどほどに。

ハンドリングと言って、ヒョウモントカゲモドキを手に乗せたりしている飼い主さんは多いです。

ペットとスキンシップが出来るなんて、とても楽しそうですよね。

ただし、ヒョウモントカゲモドキは、神経質な性格が多く、ストレスを与えてしまうだけという場合もあります。

特に、足やお腹が宙に浮いていると落ち着かないので、避けてあげましょう。

基本的に、爬虫類は単独で生きていて、コミュニケーションは求めていません。

人に全く懐こうとしない性格もいるので、覚悟はしておきましょう。

飼い始めの時は、特にそっと見守ってあげて下さいね。

冬場の間は、室内とケージ内の温度差に注意しましょう。

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まとめ

爬虫類は、哺乳類とは違うことを十分理解してから接することが大事ですね。

触りすぎず、ストレスを溜め込まない環境作りが大切です。

お子さんがいる場合は、そのことをよく分からせてあげて下さいね。

ヒョウモントカゲモドキの寿命は10年以上と言われ、長生きする生き物です。

日々の様子をよく観察し、大切に育てていきましょう。

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