ヒョウモントカゲモドキのベビーは、成体に比べると食欲旺盛で拒食になりにくいイメージがありますが、実際にベビーの拒食とはどの様なものなのでしょうか?
整理してみたいと思います。
ヒョウモントカゲモドキの拒食とは
ヒョウモントカゲモドキは成体の場合、尻尾がしっかりしていれば一ヶ月程食事をとらなくても尻尾から養分を得る事が可能なので神経質になる事はありません。
それでも20日以上食事をとらなければ、拒食になっている可能性が大きいといわれます。
それに対してベビーの場合は、まだ尻尾に養分を蓄える事が出来ていない事や成長のスピードも速い為、5日以上食事をとらない場合は拒食と考えましょう。
本来、給餌の始まったベビーのは個体差もありますが、毎日餌を食べる位の食欲があるとされています。では、どの様な原因が考えられるのでしょうか?
ヒョウモントカゲモドキのベビーの拒食原因
ヒョウモントカゲモドキのベビーはとても臆病でデリケートです。
(1)温度や湿度などの飼育温度が適正でない場合
(2)飼育場所を変えた場合
(3)驚かせたり、構いすぎたりする場合などが考えられます。又、餌についても
(4)餌の好き嫌い
(5)餌をうまく消化出来ないといったものがあります。その他でも
(6)病気で拒食になる事もあるでしょう。例えば、ベビーの場合
(1)の温度は30℃を下回らず、湿度も60%以上をキープした方が良いとされます。
(3)の場合は、霧吹きでも驚いてしまう個体もおり給水に工夫が必要でしょう。
(4)(5)では、種類、大きさであったり、飼育温度が消化に影響する事も考えられます。
消化が悪くなれば食欲も自然になくなってくるものです。
ベビーの拒食対策
ヒョウモントカゲモドキの成体であればいろいろと様子を見ながら原因を究明していく方法をとる事が出来ますが、ベビーの場合は様子をみている時間はあまりありません。
別の消化の良い餌を種類を絞って与えてみても食欲を示さない様であれば、強制給餌という方法をとるのが、最も確実な方法であると考えられます。
強制給餌といっても流動食のようなものを口の周りに注射器などで付けてあげる程度のもので、それ以上は動物病院で処置してもらった方が無難だと思います。
まとめ
今回はあくまで拒食に陥ってしまった場合を考えましたが、本来ヒョウモントカゲモドキのベビーの拒食は予防しなければならないものです。普段の活動をしっかり観察して快適な環境で育ててあげましょう。