ヒョウモントカゲモドキは比較的、体が丈夫で飼いやすい生き物です。
大きな怪我や病気をしなければ、10年程生きるので、ペットとして長く一緒にいることができます。
大切なペットなので、異変があれば早く病気に気付いてあげたいものですね。
今回は、ヒョウモントカゲモドキが足を引きずる場合に考えられる病気について紹介いたします。
カルシウム不足によるクル病
ヒョウモントカゲモドキがかかる重大な病気として、クル病というものがあります。
カルシウム不足により骨が正常な代謝を行えなくなり、体の骨が変形したり、骨折してしまう病気です。
一度骨が変形すると、病気が治っても戻らなくなる可能性が高いそうです
また、四肢が曲がってしまったり、口が閉じなくなるといった症状が起きます。
痙攣といった恐ろしい症状が起きることもあり、最悪の場合、症状が重くなり亡くなってしまいます。
足を引きずっているのを見かけたら、クル病を疑い早めに動物病院へ連れて行きましょう。
クル病を防ぐためには、普段からカルシウムを多く与えるようにしましょう。
ヒョウモントカゲモドキ用の餌には、本来、カルシウムが多く含まれていないことが多いため、普段から意識してカルシウムを別途与えるようにしましょう。
カルシウムパウダーや、栄養補助剤をペットショップで購入することもできます。
脱皮不全や怪我
ヒョウモントカゲモドキが足を引きずる場合、脱皮不全や怪我が原因であることも考えられます。
乾燥していると上手に脱皮することができず、足や指などに怪我をしてしまうことがあるそうです。
脱皮の時期になったら、適度に霧吹きをしたりして、ケージ内の湿度を高めましょう。
室温の管理も大切です。
寒すぎたり暑すぎたりすると、活動が鈍くなり、脱皮不全につながるそうです。
特に、11月~2月の冬時期には、ペット用ヒーターなどを使用して脱皮不全を防ぎましょう。
まとめ
いかがでしたか?
ヒョウモントカゲモドキのような爬虫類を診ることができる動物病院は、まだまだ多くありません。
病気になったときに慌てず対処できるよう、普段からかかりつけ医を探しておくことをお勧めします。