ヒョウモントカゲモドキは、近年、ペットとしての人気が上昇しています。
丈夫な生き物で、とても飼いやすいのですが、病気になった際に診てくれる動物病院は多くありません。
情報が少なく混乱する飼い主さんもいらっしゃると思います。
今回は、ヒョウモントカゲモドキが病気になった場合の原因や対応について紹介いたします。
原虫が原因となる下痢
クリプトスポリジウムという原虫が原因となり、ヒョウモントカゲモドキの下痢や嘔吐、体重減少を引き起こすことがあります。
致死率の高い恐ろしい病気です。
ヒョウモントカゲモドキのような小動物は、病気の進行が早く、また、特効薬がないため、この病気にかかると助かる確率はとても低いそうです。
原因となるクリプトスポリジウムという原虫ですが、他の爬虫類を介して、糞や水を媒介として感染するそうです。
原虫に感染した爬虫類と、別の個体を一緒に飼育したり、近くで飼育してしまうと、全て感染し亡くなってしまう可能性があります。
新しくヒョウモントカゲモドキなど爬虫類のペットを迎える際には、クリプトの症状である下痢などが出ていないかを確認しましょう。
衛生状態の悪いペットショップから個体を購入する際には、特に注意しましょう。
残念ながらこの病気によりペットのヒョウモントカゲモドキが亡くなってしまった場合、ケージ内や飼育用具は全て破棄した方が良いです。
水で洗ってもウイルスが残ってしまうことが多く、アルコールや塩素にも耐性を持つ強いウイルスであるため、次に迎えるペットに悪影響となります。
亡くなった個体を遺棄する場合も、まだウイルスが体に残っていますので、決して家の庭や公園など身近な場所に植えないようにしましょう。
ペットの斎場で火葬してもらうことをお勧めします。
ストレスなども原因となる
また、このウイルスの他に、ストレスや消化不良なども下痢の原因となるそうです。
お腹をあたためるためのヒーターを設置してあげたり、ストレスを与えないよう環境に気を遣ってあげましょう。
まとめ
いかがでしたか?
どのような原因であっても、下痢は重大な病気です。まずは動物病院へ早めに連れて行くことが大切です。
普段から、かかりつけの獣医を持つようにしましょう。