丈夫で比較的飼いやすいと言われているヒョウモントカゲモドキ。
「レオパ」の愛称でも親しまれています。
ヒョウモントカゲモドキのアルビノの数は多く、6000円~数万円くらいします。
他の種類のアルビノに比べたら、そこまで値段が高くないのもあって人気です。
今回は、アルビノのヒョウモントカゲモドキについて、餌を与える時の注意点について調べてみました。
アルビノって?
アルビノとは、メラニンが欠損して、黒色色素が抜け、皮膚などの色が白く見えることを言います。
遺伝情報欠損でメラニンを作ることが出来なくなってしまうのです。
ヒョウモントカゲモドキは、色素を合成する酵素を持っているので、真っ白になるのではなく、その個体がもともと持っていた赤や黄色の色素が残ります。
黒斑がピンクや白、茶色っぽく見えるようになったり、体表の全体の色が黄色や、オレンジ色、ピンク色になったりします。
目は、全部が真っ赤になるわけではく、瞳の色は薄くなり、シルバーやブドウ色、淡いピンクのような色味になったりします。
瞳に黒色色素を持たないため、光に敏感になり、明るい光が苦手です。
視力が低いので、餌がうまく食べられなかったり、低温だと色がくすんだりすることがあります。
体が弱い個体もいます。
ヒョウモントカゲモドキのアルビノには、主に3系統のアルビノが流通しています。
「トレンパー」が最もメジャーで、他に「ベル」「レインウォーター」があります。
これらの名前は、作出したブリーダーの居住地が由来になっているそうです。
アルビノに餌を与える時の注意点
アルビノが必ずしも目が見えないという訳ではないのですが、ケージの中のコオロギを食べていない場合は、目がほとんど見えていない可能性が高いです。
ケージの中にコオロギなどを入れていると、ヒョウモントカゲモドキにとって強いストレスになりかねません。
ピンセットを使って、一匹ずつ餌(コオロギなど)を与えるようにしましょう。
音を立ててから与えると良いとも言われています。
「視力が悪いから捕食が下手!」ということでは無く、飼い主の工夫が大切です。
ヒョウモントカゲモドキが食べやすいように、色々と試してみましょう。
まとめ
いかがでしたか。
目が弱いアルビノでも、成体になるにつれて光に少しは適応するようとも言われています。
しかし、幼体のアルビノの場合は、シェルターを常設し、昼間のわずかな光からも逃れられるようにしてあげる必要があります。
こういったアルビノならではの注意点を、飼う前にしっかり把握しておきましょう。
ついつい心配して、ヒョウモントカゲモドキに過保護になり過ぎると、ストレスを与えてしまうかもしれません。
ヒョウモントカゲモドキ自体は強い個体です。
あまり神経質にならず、適切な飼育環境を整え、餌の与え方に工夫してあげましょう。