ヒョウモントカゲモドキにミルワームを与える際にカルシウムは豊富なのかどうか、それともミルワームにカルシウムを添加して与えるのか、ミルワームの与え方について調べてみました。
ミルワームとカルシウム
ミルワームはペットショップでも比較的購入しやすく、小動物の餌として売られていることが多いです。
扱いも簡単な方で保存もしやすく嗜好性も高い虫です。
しかし、栄養価は低く脂肪分たんぱく質、リンを多く含んでいるためヒョウモントカゲモドキなどの爬虫類にはあまりおすすめできる餌とは言えません。
カルシウムはほとんど含んでいないです。
リンが多いとクル病という病気になりやすく骨がもろくなり骨折をしやすくなってしまいます。
また、リンはカルシウムの吸収の妨げとなります。
リン1に対してカルシウム2が良いとされていますが、リンを多く含むミルワームにカルシウムを添加してもヒョウモントカゲモドキの健康を保つのに良い比率にはなりません。
ですが、繁殖をさせる個体や弱っている個体、やせてしまっている個体には脂肪分とたんぱく質を多く含んでいてカロリーが高いので、与えても大丈夫ですが、だからと言って毎日与えるとリンの取りすぎになってしまうので注意が必要です。
ミルワームを与える時はカルシウムを添加してから与えます。
まとめ
ミルワームは見た目はとても栄養価が高そうに見えますが、実際は栄養価が低くヒョウモントカゲモドキに必要なリンの量を大幅に超えてしまうほどリンを含んでいました。リンはカルシウムの吸収を妨げてしまい、ミルワーム自体にカルシウムの量もあまり含まれてなくて、カルシウムを添加してもリンが多すぎるため理想の比にならないことが調べて分かりました。
与えすぎると高カロリーなので肥満の原因や、リンにカルシウムの吸収を邪魔されてクル病という病気の原因にもなってしまい、ヒョウモントカゲモドキを苦しめてしまうことになります。
ですが、繁殖する、餌を食べなくて弱っているなど個体によってはたんぱく質や脂肪分が豊富に含まれたカロリーの高い餌の方が良い時もあるので一概にミルワームがダメだとは言い切れないと思います。与えすぎには気をつけて個体の様子を見ながらミルワームをあげていくといいと思います。